今更四方山事

イマサラヨモヤマノコト

不味い珈琲の話

サワッディーカップ 

 

 初回からトバしてしまったような気がするので、多少抑えめに趣味の話でもしましょうか。

  自分は趣味が幅広い(と思っている)が、数ある趣味の中でもコーヒーは上位に来るのでコーヒーの話でもしようかと思ったが、ただおいしいコーヒーの話をしてもツマランのでコーヒーの不味さについて考えていこうかと思う。 おいしいコーヒーについては先人が飽きるほど語ってると思うので各自お調べ下さい。

 

 そもそも何故コーヒーの不味さについて考えはじめたかというと、漫画やドラマなどのフィクションで、「まっず!」とか言いながらコーヒーを吹き出すシーンがたまにあると思う。吹き出すまでいかずとも、「泥水のような味だったわ!」とか言われてるシーンもあったはずだ。

 

「そんなワケないだろう、どんなにアレでも挽きたて・淹れたてで飲めないほど不味いコーヒーなどあるわけがない。」

 

 と思っていたが、とある日何気なく入った喫茶店で出されたコーヒーが死ぬほど不味かった。主観的な味の好みかもしれないが、不味かった。さっさと飲み下して店を後にしたかったが、飲み切るのに20分くらいかかった。悪夢であった。

理解した。「吹き出すほど不味いコーヒーはある」 

 

前置き終わり。以下本題。

 

  コーヒーを作る工程で味に介入する主要な箇所は大まかに3つある(と思う)

 

A 豆の選定

B 豆の焙煎

C 抽出

 

 他にも挽く工程とか産地とかあるだろうと思うけれども、思考が無限に広がってしまいダークマターが発生するためとりあえず着眼点はこの3点に絞る。

 

 A

最初に砂利などの豆以外の不純物を取り除く飲料物としての最低条件達成のため必要不可欠。よりよくするために良い豆・悪い豆を選定する。悪い豆が混入すると渋み等の味が出てくる。よってここでは最低限の不純物を取り除くに留め、豆の選定を行わず次段階へ行くことで、コーヒーとしての旨さを投げ捨てることが出来る。

 

ローストが弱ければ酸味が増し、強ければ苦みが増す。豆の特性に合わせることでより良いコーヒーが生まれる。ローストの度合いを極端にするか、ローストのムラを激しく発生させることで不味くなることが想定される。

 

抽出方法はドリップやプレスなど色々とあるが、フィルターを通すと不味さもマシになってしまうのでは?と思われるのでドリップではなくプレスを選択。かつ、粉の分量をマシマシ+湯の温度を高めにして抽出することで渋み・エグみ・不快な苦み酸味等の不味さが際立つと考えられる。

 

以上が不味いコーヒーを作るメソッドだと思う、無論自分ではやりたくない。誰か実践したら教えてほしい。責任は取らない。

 

 個人的に、意図的でなくコーヒーを不味く淹れるのは難しいと思う。上記ABCは味の介入度合いとしては3:4:3くらいの割合(だと思っている)、さらにA及びBはその辺のスーパーとかで売ってる豆、最悪粉でもいいが既製品を買えば余裕綽々で赤点回避できる。Cは粉の分量と湯の温度をある程度(ある程度でよい)守れさえすればそれなりになる。

 ここまで技術の介入はほぼゼロ のはず。であるが実際に不味いコーヒーは存在する。

 

 とりあえず、そんなコーヒーに出会わないことを願いつつ、自分で入れた水出しコーヒーを啜るのであった。

 

 

とりとめもなく終わる

 

(水出しコーヒーはレンチンすると不味い、気を付けよう)